modal soul classics Ⅱ(CD)
¥2,619
SOLD OUT
*解説・ライナー 橋本徹(suburbia)
*Photo Yoshiharu Ota(A/M)
発表:2010年11月11日
<modal soul classics Ⅱに寄せて>
nujabesさんが旅立ったあと、残された僕らにはやるべきことがたくさんあった。
彼が出演するはずだった大型フェスや、トリビュートライブの出演、橋下徹さんのカフェアプレミディでの演奏会。ほとんど完成していた未発表アルバムの制作などなど。
盟友だったuyama hirotoさんと、長年マネージャーを務めた小泉巧さん、shing02さんなどと、メタモルフォーゼという大きなフェスのメインステージでライブをした。
はじめはガラガラだった客席が、彼の音楽を演奏すると7000人くらいのお客さんが集まり、途中でクラムボンも参加して、リフレクションエターナルを演奏してくれた。
ベースのミトさんはnujabesさんとはご縁があり、僕はその後ミトさんのソロアルバムに参加させて頂いたり、(その時のドラムはtoeの柏倉さんで、エンジニアは美濃さんだった。)たまにtoeのヤマさんと三人でお酒を飲みに連れて行ってもらったり良くして頂いた。原田郁子さんはキチムで僕の写真展をしないかと企画してくれて、その記念ライブでは共に演奏も実現した。
そんな「その後のnujabes活動」の一つがこのコンピレーション・アルバムである。
僕がnujabesさんと制作活動していたことは、その頃はまだ身内にしか知られておらず、このアルバムに収録した「faure」という葬送曲が初めてのnujabesと僕との公式な音楽となってしまった。
もしかすると、このままこの葬送曲を最後に彼と作ってきた音楽が世に出ないまま終わってしまうのではないかと、とても悲しく思っていたが、生前に共同制作されていた楽曲のひとつ「Lamp」は、弟さんがレーベルを引き継いだことによりその後すぐに発表されることになる。
そしてアルバム「MELODICA」も。
faureをnujabesさんのお墓の前で、宇山さんと演奏した日のことを覚えている。
それは身内だけのお墓参りだった。
みんなが彼を葬送して、煙は高く昇り、音楽がそれを手伝っていった。
haruka nakamura
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nujabes 急逝後、生前親交の深かった、彼を愛するミュージシャンが参加したアルバム。
nujabesへの想いに溢れた、音楽のメッセージである。
TRACK LIST
1. Pase Rock Feat. Uyama Hiroto – Kamakura (Conversations With Jun)
2.Calm – Music Is Ours (Saxmental Version)
3. Zack Austin – No One Like You
4. Specifics – Beach Of Life
5. FK – Another Reflection (Seaside Dusk In Kamakura Rework)
6. Kenmochi Hidefumi – Modal Soul (Kenmochi Hidefumi Remix)
7. Five Deez – Latitude Tribute Mix
8. Emancipator – A Day By Atmosphere Eternal
9. Haruka Nakamura Feat. Uyama Hiroto – Faure
10. Clammbon With Yamazaki, Mino & Yamane From Toe – Reflection Eternal
11. Uyama Hiroto – Homeward Journey